大学院修士課程・博士課程へ応募を考えている方へ



この度は名古屋大学大学院人文学研究科英語教育学分野での大学院生(前期・後期)としてのポジションに興味をもってくださり、ありがとうございます。大学院入試に関する情報は以下に掲載されております。

      名古屋大学人文学研究科(入試関係): http://www.hum.nagoya-u.ac.jp/examination/examination-sub4/

私個人の考えですが、大学院へ進まれる方は、「知識を授かる」という姿勢ではなく、「知識を生み出す」という姿勢で入学していただきたいと考えています。大学院は一人前の研究者を育てる場で、博士号は与えられた仕事をこなした人に与えられるものではなく、自分の力で学位にふさわしい研究活動を行った人にだけ与えらえるものだと考えています。そのため、特定の研究分野への学習意欲があっても、ただ教育を受けているだけでは自立した研究者(博士)になることは難しいと思います。意欲に加えて、もしくはそれ以上に、特定の研究分野においての背景知識、一つの仕事を長期的に続けることのできる継続力、そして新しいアイデアを自分で生み出すことのできる創造力が大切になってくるのではと考えています。最終的には特定の研究トピックにおいては指導教員(= 私)より知識を有した “専門家” になることを期待しています。

私個人は大学院進学を希望する方々に求めるものとして、日本語能力より英語能力を重視したいと考えています。心理言語学研究では多くの有益な論文を英語で読み、研究成果を英語で発表し、論文も英語で執筆することが重要だと考えています(日本語論文を中心に読み、日本語で論文を書くことは積極的に推奨していませんが、日本の大学生活を充実させるための日本語の学習は大いに推奨します)。現状、ラボでのコミュニケーションも基本的に英語で行われています。

また、言語学(特に心理言語学)・心理学(特に認知心理学)・統計学の学習歴、および実験の実施経験があれば、大学院研究においてプラスだと思われます。しかし、これらは絶対に必要な条件ではありませんし、言語学以外の分野(特に認知科学の諸分野)からのご応募も歓迎します。

大学院への正式な申し込みの前に、心理言語学研究に関する論文を読んで、実現可能な研究トピックがある程度決まっていると円滑に大学院生活をスタートできるはずです。心理言語学、バイリンガリズムという大きな枠組みの中でも、さまざまな制約により研究が困難なトピックがあるため、もし私のラボで研究活動をすることをお考えの方は、事前にご相談していただけると、お互いにとってよいスタートがきれると思います。

最後に、大学院生活が充実するものになるか否かは、指導教員と学生の研究哲学や人生哲学にも大きく影響されてくると思います。私の教育に対する考えと人生に対する考えは「Teaching」と「Mission」のページにそれぞれまとめてありますのでご覧ください。

以上、「言語とは?」という問いへの実験的なアプローチに興味がありましたら、ご応募お待ちしています。


三輪晃司


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 Last updated 12/11/2017                                   © Koji Miwa 2015-2017 All Rights Reserved